

不倫問題専門カウンセラーの花田好久です。
「オレは結婚してからも浮気をするから」と宣言して結婚する男性はまずいません。
ほとんどの男性が「絶対君を幸せにするから」「一緒に幸せになろうね」などと言って結婚しているはずです。
女性もその言葉を信じて結婚するのですから、夫の不倫はまさに裏切りだと言えます。
人から裏切られるほど辛いものはありません。信頼している人からの裏切りならなおさらです。
夫の不倫が発覚すると、「もう誰も信じられない・・・」という気分になることがあります。
カウンセリングの相談者さまの中には、「夫といると、まるで泥棒と一緒に暮らしている気分になってしまう」と仰る方もおられました。
こんな気分になるのは、夫という最も信頼している人から裏切られたことで、夫のみならず、人全体に対する信頼感が損なわれてしまったからです。
私たちは人への信頼感があるからこそ、毎日を安心して過ごすことができます。
逆に、人を全く信用できなくなると、常に不安と警戒心でピリピリして過ごすことになってしまいます。
こんな毎日は辛いですし、身体的にも「不眠」「食欲不振」などの症状が現れることも多いです。
また、夫の不倫によって、自分への信頼感を失うこともあります。
これまでは「まあ、自分は妻として母親として良くやってるよね」と思っていたのが、夫の不倫で一気に覆されてしまうからです。
夫の不倫という事態を招いてしまった自分、夫の不倫に気づかなかった自分に対して、「私はなんてダメなんだろう」と自己否定してしまうんですね。
このように、夫の不倫で人も自分も信頼できなくなってしまうと、「もう立ち直ることなどできない」と絶望感を感じてしまうこともあります。
そんなときは、ムリをして前向きになろうとする必要はありません。
「こんなときは絶望しても仕方ない」と思っておけば良いのです。
では、夫の不倫から立ち直るには、どうすれば良いのでしょうか?
そのカギは、損なわれた信頼感を取り戻していくことにあります。
辛い気持ちを人に聞いてもらって、「大変だったね」「その気持ちわかるよ」などと共感してもらえると、人への信頼感は徐々に戻ってきます。
逆に「あなたにも原因があった」「それくらいガマンしたら」などと言われると、信頼感はますます損なわれてしまいます。
夫への信頼感も、「夫が辛い気持ちを分かってくれた」と感じることで、少しずつ取り戻していくことができます。
そのためにも、夫に辛い気持ちを訴えることが大切なのです。
自分への信頼感を取り戻すには、夫の不倫を客観的に見つめ直すことが必要です。
夫の不倫の原因は、ほとんどが夫自身の内面にあります。
妻との関係性は決定的な要因ではありません。つまり、どんなに良い奥さんであろうと、不倫する夫は不倫をするということです。
夫の不倫発覚後、少し気持ちが落ち着いてくると、夫の不倫を客観的に見つめ直すことができるようになります。
「わたしにも至らないところはあったけど、それで不倫をするのは夫の心の問題が大きいのでは?」と分析できるようになります。
そうすれば、「私はそんなに悪くないよね」と自分を肯定できるようになり、自分への信頼感も戻ってきます。
夫の不倫から立ち直るには、相応の時間と、自分や他人への信頼感を取り戻すプロセスが必要です。焦らず、一歩一歩進んでいきましょう。
「信頼感を取り戻す」というキーワードだけでも、ぜひ覚えておいてくださいね。
お悩みを一人で抱え込まず、話せる場所を見つけることも大切です。カウンセリングもお気軽にご活用ください。