


「やれることは全部やった。それでも夫は不倫をやめない」
そんな状況に追い詰められている方もいるかも知れません。
夫に何度も辛い気持ちを訴えた。証拠を突きつけた。離婚の警告もした。不倫相手に慰謝料を請求した。親や上司にも説得してもらった。
これだけのことをして、それでも夫が無反省なまま不倫を続けている。
そのときの消耗感と絶望感は、言葉にならないほどのものがあると思います。
今回は、そこまで追い詰められたとき、妻はどうすればいいのかをお伝えします。
どれだけ妻が働きかけても夫が不倫をやめない場合、その理由はいくつか考えられます。
(妻の働きかけ次第で変わる可能性があるもの)
・家庭を失う危機感を感じていない
・罪悪感が希薄
・一人になるのが怖くて自分から別れを切り出せない
・妻の対処に反発している
これらが理由であれば、妻の働きかけによって状況が変わる余地があります。
(妻の努力では変えにくいもの)
・依存症などの病気が背景にある
・離婚されても構わないと思っている
この場合は、夫の意志でやめてもらうことが難しくなります。ただし、夫か不倫相手のどちらかが冷めることで、自然消滅する可能性は残っています。
やれることはすべてやった、もう手が尽きた、と感じているなら、「良い意味でのあきらめ」が必要になるかもしれません。
「夫は不倫をやめられない人なのだ」と、夫のありのままを受け入れること。
そして、自分自身にこう言ってあげてください。
「もう頑張らなくていい」
「私はよくやった。本当にお疲れ様」
これだけ働きかけてきたのです。それだけで、十分すぎるほど立派なことです。
ただし、この「良い意味でのあきらめ」に至るには、一つ大切な前提があります。
「自分はやれることをやった」と、自分で納得できていることです。
まだやれることが残っていると感じているうちは、あきらめようとしても、夫への怒りやモヤモヤが募るばかりになります。
「本当にやれることをやりきったか」を、一度正直に振り返ってみてください。
「夫は不倫をやめられない人だ」と受け入れた後、今後の方向性についてじっくり考えてみましょう。
選択肢①:折り合いをつけながら一緒にいる
夫の不倫は許せないけれど、夫との生活に価値を見出して続けていく選択です。夫への期待を手放し、自分の人生に軸足を移すことで、少し楽に生きられるようになることがあります。
選択肢②:離婚または別居を提案する
不倫をやめない夫と一緒にいることが、どうしても耐えられない場合の選択です。すぐに動けない事情があるなら、「いつまでにどうするか」を自分の中で決めておくだけでも、気持ちが少し楽になります。
どちらの選択も、あなたの状況と気持ち次第です。誰かに「これが正解」と決めてもらうものではありません。
ここまで読んで、「まだあきらめたくない」と感じている方もいるでしょう。
その気持ちは、ぜひ大切にしてください。
いくら厳しい状況でも、希望を持ち続けることは、あなたの権利です。他の誰かに「もうあきらめなさい」と言われる必要はありません。
自分の人生は、自分が決める。その姿勢を、どうか忘れないでください。
万策尽きたような状況でも、一人で答えを出そうとしなくていいのです。
「これ以上どうすればいいかわからない」「あきらめるべきかどうか判断がつかない」――そんなときは、カウンセリングをご活用ください。
あなたの状況を整理しながら、これからの方向性を一緒に考えます。